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PowerPC 603シリーズはアップルコンピュータ、モトローラ、IBMが共同で開発した32ビットのRISCマイクロプロセッサである。PowerPC 601の後継として、低消費電力に主眼を置いて開発された。アップルコンピュータのPowerBookシリーズ、Performaシリーズなどに採用された外、組み込み用途では現在も用いられている。 PowerPC 603には発展系の同603e、603evが存在する。パーソナルコンピュータに採用されていた期間が長いことや、現在も生産されていることなどから603よりもむしろ603eの方が一般的である。また、603eと603evの区別は曖昧である。 == 設計 == PowerPC 603及びその発展型である603e、603evは32ビットのRISCプロセッサである。先代のPowerPC 601とは異なり、POWERアーキテクチャとの互換性はない。 主な仕様は以下の通りである。 *3(うち1は分岐)命令実行〔ただし、一次命令キャッシュの帯域が64バイト/クロックに制限されているため、実際には2命令/クロックの性能しか持続できない。この制限は、後継のPowerPC G3では改善された。〕のアウト・オブ・オーダー実行可能なスーパースカラコア *32ビットのアドレスバス *内部/外部64ビットのデータバス *整数演算ユニット×1 *浮動小数点数演算ユニット×1 *603では16KBのL1キャッシュ、603e以降は32KBのL1キャッシュ *L2キャッシュはシステムバス上に任意で搭載 *コア2.5V、I/O3.3Vの低電圧動作 *パワーマネージメントシステム *プロセスは0.25μm~0.5μm 動作クロックは初期の603で66MHzで、最終的には300MHzのものまで開発された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「PowerPC 603」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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